アプリと同じ音声です。音を出してお試しください。
yearは「イ」の前にきゅっと狭まる音があり、earはすっと始まる。
練習で聞き分けられるようになります
音の聞き分けは才能ではなく、身につくスキルです。year の y を対象にした訓練の研究はまだありませんが、TellApartが使う高変動音声訓練(HVPT)は、ほかの音でよく効果が確かめられています。2018年にHVPTの32の研究をまとめたThomsonのレビューは、効果が高く長続きすることを示しています。
研究: Thomson 2018 · Zhou 2024
やさしい
2ペア短くよく使う単語。子音は語頭の音。
- year · ear音の位置: 語頭
- yeast · east音の位置: 語頭
ふつう
3ペア子音の連続・語末・やや難しい単語。
- yearn · earn音の位置: 語頭
- yolk · oak音の位置: 語頭
- yam · am音の位置: 語頭
year と ear の違いと聞き分け方
year と ear を聞き分けるポイントは、単語の最初の一瞬です。year は、舌を上あごに近づけた短い y から始まり、すべるように母音へ入ります。ear は、何もつけずに母音からそのまま始まります。どの声でもこの小さな違いに気づけるよう、耳を慣らしていきましょう。
Yの音の出し方
Yは、舌のまん中を上あご(硬口蓋)に近づけ、そこから次の母音へすべらせて出す音です。どの母音よりも舌が上あごに近づきます。year をゆっくり言うと、ear のときより舌が高い位置から始まるのがわかります。
ear や east、oak には子音がありません。声は母音からそのまま始まります。
なぜ日本人には year と ear が同じに聞こえるのか
日本語には「ヤ」「ユ」「ヨ」はありますが、「yi」の音はなく、「ye」も今は使われません。そのため耳は、「イ」や「エ」の前の y を聞く習慣がありません。
カタカナでも、year は「ハッピーニューイヤー」の「イヤー」、ear は「イヤホン」「イヤリング」の「イヤー」で、どちらも同じ書き方です。yeast と east も、どちらも「イースト」です。
さらに、y と「イー」はとても近い音です。y は「イー」をもっと狭くした音なので、「イ」の前では、最初に小さく狭まる感じが加わるだけです。
Zhouの研究(2024年)では、アメリカの大学で学ぶ日本人22人が、eesha と yeesha のような架空の単語を聞き分けました。y のない単語は84%正しく聞き取れましたが、y のある単語は68%にとどまりました。英語を母語とする人は、どちらもほぼすべて正しく聞き取っています。
聞き分けるコツは、最初の一瞬を聞くこと
単語の最初に注目します。year は、きゅっと狭まった短い y から母音が開いていきます。ear は、やわらかく、そのまま母音から始まります。のどで小さく区切ってから始まることもあります。
yolk と oak、yam と am のように「オ」や「ア」の前では、舌が大きく動くので、y が聞き取りやすくなります。まずはここから始め、year と ear、yeast と east のような、y と母音が近いペアへ進みましょう。
アメリカ英語では、year と ear のどちらも母音のあとに R が続くので、違いは最初の部分だけです。yearn と earn も同じです。
聞き間違えると、意味が変わる
y の有無を取りちがえると、別の単語になります。year は「年」、ear は「耳」。yeast は「イースト菌」、east は「東」。yolk は「卵の黄身」、oak は「オーク(樫の木)」。yearn は「あこがれる」、earn は「かせぐ」です。
Happy New Year も、y がなければ Happy New Ear(新しい耳)に聞こえてしまいます。
聞き分けられるようになる練習のしかた
たくさんの声で聞きましょう。y をはっきり出す人もいれば、ほとんど聞こえないくらい軽く出す人もいます。いろいろな声で聞くほど、軽い y にも気づけるようになります。
答え合わせはその場でして、1回は短く、こまめに続けます。yolk と oak、yam と am から始め、year と ear、yeast と east へと進みましょう。
伸び方には個人差があるので、短い練習を自分のペースで続けましょう。
アプリでの使われ方
1回の練習では、いまのレベルから20問が、毎回ちがう声で流れます。20問中17問以上で次のレベルへ進めます。
今日から、聞き分けの練習を。
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